正しいシャンプーの仕方

いつもいいシャンプーを使っているつもりなのに、髪の傷みがあんまり改善していない気がする……
そんなあなたは、もしかしたらシャンプーの仕方を変えるだけで、髪のツヤを取り戻せるかもしれません。
美容室でシャンプーをしてもらうと、髪がふわふわさらさらと見違えるような手触りになりますよね。
その理由はヘアサロン専用のシャンプー剤を使っているから、というのもひとつですが、もうひとつの大きな理由は、美容師さんが正しい手順でシャンプーしてくれるからです。
正しいシャンプーの仕方なら誰でも雑誌やネットで読んだことがあるものですが、つい日常のくせでいい加減に洗ってしまっていませんか?
そんな方にはぜひおさらいをしていただきたく、髪に優しいシャンプーの仕方をお伝えします。
今晩から髪のツヤが戻ってくるかもしれませんよ。
お湯だけでよく洗う
まずはお湯だけで洗います。
このとき、さっと濡らす程度で済ませるのではなく1〜2分かけてシャワーでしっかり流して、毛髪と頭皮の汚れを洗い落とします。
お湯の温度は、あまり熱いお湯は避けましょう。
38〜40度くらいが適温と言われています。
あまり高い温度のお湯では頭皮の必要な油分まで流してしまったり、髪のキューティクルにダメージを与えるとされています。
そういえばヘアサロンでシャンプーをしてもらうときのお湯も、ほんのり暖かいくらいの感覚ですよね。
熱いシャワーも気持ち良いものですが、髪と頭皮のためにはシャンプーのときだけでもぬるめに設定するのがおすすめです。
シャンプーは適量で
お湯だけで洗い終わったあと、軽く水気を取ってからシャンプーを手に取ります。
ここでお伝えしたいのは「シャンプーは適量で」ということ!
前の工程、お湯で洗うことをきちんとできていれば、じつはすでに8割の汚れは落ちています。
ですから、シャンプーをやたらにたくさん使う必要はありません。
「泡立てたいから」「その方が汚れがよく落ちる気がするから」
といった理由でシャンプーを大量に使う人もいますが、それってじつはもったいないだけでなく、すすぎきれずにシャンプーが髪に残ってしまい髪の傷みの原因になったりもするんです……。
だいたい一回の使用量は ミディアムくらいの長さで2プッシュ、ロングヘアの方でも2〜3プッシュです。
他のシャンプーでも説明書きには同じくらいの量が書かれているはずです。
意外と少ないな?と思われるかもしれませんが、髪にはこれで十分なんですよ。
マッサージしながら泡立てる
シャンプーを手にとったら、まずは手のひらで軽く泡立てるように伸ばし、それから髪にまんべんなくつけて、洗います。
シャンプーを頭に直接かけたりしないでくださいね!
洗うときは、指の腹で頭皮全体をほぐすようにマッサージしながら泡立てます。
爪を立てたり、強い力でゴシゴシするのは頭皮に良くありません。
やさしく、ていねいに。
私たちの忙しい日常では適当にささっとこすって流して終わり…… なんてことになってしまいがちですが、余裕のあるときは普段よりあと1分だけ長く ていねいにマッサージしながら洗ってみてください。
それだけでも頭皮の血行が良くなり、髪がふんわりと健康なボリュームを取り戻す可能性があります。
しっかりすすぐ
洗い終わったら、しっかりお湯を通して洗い流します。
「しっかりすすぐ」とはよく言われるけれども、果たして具体的にどのくらいやればいいのかというと、美容師さんは最低でも3分はかけるとのこと。
それに対し、私達が自分でシャンプーをするとき、特に意識せずにいると1分も経たずに終わっていることがじつは多いのです。
というわけで 「これで流せた」と思ってからもうひと流しするくらいで丁度いいと言えるでしょう。
シャンプー剤が頭皮に残ると皮脂とまざりあって酸化し、においの原因になったり、新しい髪が育つのを阻害してしまうそうです。
健やかな頭皮を保つためにとても重要なのがこの「すすぎ」の工程なのですね。
シャンプーが終わって、乾かすとき
お風呂からあがったら、髪をタオルドライします。
このとき、頭皮の水分を取るように指でぽんぽんと押し当てるようにします。
髪の長い方はタオルで、はさむようにして水分を取ります。
シャンプーしたばかりの濡れた髪はデリケートな状態です。
タオルで髪をゴシゴシこすると髪の痛みの原因になりますから、やさしく。
それから、できるだけ早いうちにドライヤーで乾かしましょう。 ド
ライヤーで乾かすときは まずは髪の根元に風が当たるようにして乾かすと、ふんわりとしたボリューム感が出ます。
くれぐれも髪が濡れたまま眠ってしまわないようにいたしましょうね!
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