クエン酸とは?

梅干やレモンなどの柑橘類お酢に含まれているすっぱい成分です。
疲労の原因となる乳酸の生成を抑制する作用があり、心身の疲労、肩こりや筋肉痛、肝臓病、痛風などの予防・改善に有効とされています。
また脳の神経疲労を和らげ、認知症を予防するとも言われています。
言わば、疲労回復の代表選手みたいな食品成分です。
このクエン酸を正しく取る事によって、疲労の回復はさらに効率が上がります。
クエン酸をとる「絶好のタイミング」
クエン酸は飲むとすぐ吸収されるので、飲むタイミングとしては肉体疲労がピークのときがベストです。
スポーツの現場などではハチミツに漬けたレモンを選手たちに食べさせたりしていますが、まさに一番効果的なタイミングでしょう。
そして、一時的な疲労ではなく、疲労がたまっている場合は、2時間に1回クエン酸を体内に入れるといいとされています。
一度にたくさん飲むよりも、少しずづ飲んだほうがいいということです。
具体的には、食後の3回と寝る前と、できれば夕食後と寝る前の間にもう一度飲みます。
このように、一日のうち休息時間に集中して飲むことによって、クエン酸の成分の大部分を疲労回復に回すことができお勧めです。
また、水に溶かして飲む場合、個人差もありますが、水分でおなかの重たくなる方は、空腹ときは避けましょう。
クエン酸は疲れてもいないのに飲んだからといって、疲れない体になるわけではありませんので注意してください。
長く続けやすいクエン酸の取り方・飲み方
効果的な一日の摂取量は10~15グラムと言われています。
この量は錠剤にしたものやドリンク剤に書こうしたものを飲むとかなり高額になります。
一方、溶かしてのむとかなり酸っぱくて大変な量だと思います。
かなり薄めて何回かにわけて飲むか、甘いものと一緒に飲むなど工夫が必要です。
1回の量は、個人差もありますが、2~3グラムでよいと思います。
1回や2回飲んでもなかなか効果が実感できるものではないので、一日の習慣にして長く続けるのが大切です。
クエン酸は冷たい水に溶かしてのむと内蔵を冷やし、腹痛が起きることがあります。
しかし、クエン酸は胃壁の修復効果もあるとのことなので、クエン酸自体が内臓に負担をかけてるわけではありません。
ですので、ご自分の体質に合わせながら、胃が重たく感じられる方はできるだけ食後に粉のまま1~2グラムほどのんでいただくか、2時間おきにミネラルウォーターなどに酸っぱくなりすぎない程度に混ぜて、少しずつ飲むことをお勧めします。