ツヤ髪の極意?

パサつき・ごわつき・白髪など…。
年齢を重ねるごとに、ツヤ・コシがなくなってくる髪に悩んでいる方も多いはず。
今回は、そんな髪の悩みを持つ方におすすめしたいヘアケア、白髪対策などをご紹介します。
髪の『ツヤ・ハリ・コシ』がなくなる原因とは?
髪の健康や美しさを保つために欠かせないのが「キューティクル」です。
キューティクルは髪1本1本の表面を覆う保護層で、根元から毛先に向かって魚のウロコのように何層にも重なり合っています。
外的刺激から髪を守る「鎧」のような存在であるのと同時に、毛髪内部の水分などが失われるのを防ぐ「バリア」としても機能しています。
キューティクルは髪の毛を保護する上でとても重要なものですが、「摩擦」や「熱」に弱いという弱点があります。
強い力でブラッシングをしたり、タオルでゴシゴシと髪の毛を拭いたりすると、キューティクルが壊れたり剥がれやすくなります。
また、ヘアアイロンやドライヤーの熱、紫外線やカラーリング剤などもダメージを与える要因に。
キューティクルが傷つくと髪にツヤ・ハリ・コシがなくなり、パサつきや切れ毛の原因にもなります。
ハリ・コシ・ツヤUPのための「4つのケア方法」
①「トリートメント」を使う
日常的に「トリートメント」を使うことは、ツヤのある美しい髪を育てるために欠かせないヘアケアです。
トリートメントは髪の表面を保護するだけではなく、髪のダメージを補修する成分も含まれています。
洗い流さないタイプのトリートメントは保護機能が高いものが多いので、切れ毛や枝毛が気になる方にもおすすめです。
クリーム・オイル・ミストなど、自分の髪質に合ったトリートメントを選んで、ぜひ毎日のケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?
②シャンプー前に「ブラッシング」する
美しく豊かな髪を育てるためには、シャンプー前に「ブラッシング」を行うことも大切です。
ブラッシングすることで髪表面についたスタイリング剤や汚れを取り除き、頭皮の皮脂などを浮かせて毛髪環境を清潔にします。
洗浄効果が高まるだけではなく、シャンプー前に絡んだ髪をほぐすことで摩擦によるダメージも軽減することができます。
また、頭皮を適度に刺激することで血行が良くなり、マッサージ効果や育毛効果など、髪に嬉しい効果が期待できるそうです。
③「正しいシャンプーの仕方」で丁寧に洗う
若々しい髪を保つためには、「正しいシャンプーの仕方」を知ることも大事なポイントです。
毎日なにげなくしているシャンプーですが、日々のケアを丁寧にすることで、フケ・かゆみなどのトラブルがない健康な頭皮環境をつくることができます。
④「髪の乾かし方」も大事なポイント
シャンプー後の「タオルドライ」は、やり方次第で髪の毛にダメージを与えてしまいます。
お風呂上がりの濡れた髪は、キューティクルが開いている状態です。
外部からの刺激に弱くなっているため、タオルでゴシゴシ拭くと摩擦が生じて髪の毛を痛めてしまいます。
タオルドライする際は吸水性の高いタオルを使用し、頭皮から優しく水分を拭き取りましょう。
毛先はタオルで包み込み、パンパンと優しく丁寧に水分を取り除きます。
タオルドライ後に「ドライヤー」を使用する際は、乾かしすぎに注意しましょう。
オーバードライ(過乾燥)は髪の広がりやパサつきの原因になってしまいます。
乾きにくい根元からドライヤーをかけ、髪全体の9割程度を乾かすイメージで乾燥させるのがポイントです。
ドライヤーを使用する前に、洗い流さないタイプのトリートメントを使用するのもおすすめです。
白髪』が増える原因とは?
年齢とともに髪の毛の黒い色素がなくなって、だんだん白くなっていく…。
そんなイメージを持っている方も多と思いますが、実は髪の毛はもともと黒ではなく、白い状態で生まれてくるそうです。
白髪として生まれた毛髪に色付けを行っているのは、メラノサイト(色素細胞)が作り出すメランニン色素です。
白髪はこのメラノサイトが減少したり、働きが弱まったりすることで起きる現象だと考えられています。
白髪の原因は遺伝的要因・加齢・病気など様々ですが、日々の生活習慣も大きく関係しています。
たとえば「偏った食事」・「睡眠不足」・「ストレス」なども、白髪を増やす原因だと考えられています。
食習慣やストレス性のものが原因であれば、日々の生活習慣を見直すことで軽減させることも可能です。
生活習慣で予防・改善を目指す! 3つの『白髪対策』のポイント
①「バランスの良い食事」を心がける
白髪対策には「バランスの良い食事」がとても大切。
様々な食品の中でも、とくに髪に良いと言われているのが以下の食べ物です。
これらの食品だけで白髪が改善するわけではありませんが、対策法のひとつとして、毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
【ヨード(ヨウ素)】…メラニン色素を作るメラノサイトを活性化する栄養素。
昆布・ひじき・わかめ・海苔など。
【チロシン】…メラニン色素の元となるアミノ酸の一種。
チーズ・バナナ・アボカド・鰹・まぐろ・大豆・アーモンドなど。
【銅】…メラノサイトがメラニンを作る際必要となる、「チロシナーゼ」の合成に必要な成分。
納豆・ニンニク・イカ・エビ・アンズ・プルーンなど。
②「ヘッドマッサージ」を取り入れる
ストレスや睡眠不足などによる“血行不良”も、白髪の原因の一つと言われています。
毎日バランスの良い食事を心がけていても、頭皮の血流が悪いとメラノサイトに十分な栄養が供給されず白髪・抜け毛の原因に。
そんな血行不良の改善策として注目されているのが「ヘッドマッサージ」です。
③「良質な睡眠」をとる
睡眠は健康や美容に欠かせないものですが、実は白髪対策のためにも非常に大切なことだと言われています。
睡眠時間をしっかりと確保するのはもちろんのこと、「良質な睡眠」をとることも大事なポイントです。
睡眠環境を整えたり、寝る前にストレッチやアロマでリラックスしたり。できるだけ良い状態で睡眠に入れるよう工夫してみましょう。
いかがでしたか?
美しい髪を育てるためには、日々の積み重ねがとても大切です。
正しいシャンプー方法や頭皮マッサージ、バランスの良い食事や良質な睡眠など。 ヘアケアとともに生活習慣も見直しながら、ツヤのある健康的な髪をつくりましょう。
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